資金繰りを考える上で注意しなければならないこと

2018年11月10日 at 8:15 AM
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キャッシュフローが改善されると資金繰りが安定する

資金繰りを考える上で多くの人が間違いやすいことは、キャッシュフローが改善されると資金繰りが安定すると言うことです。

実際にはキャッシュフローはお金の取り回しを意味するもので、資金繰りと同じような意味に捉えられることが多いのですが、厳密には様々なお金の流れをその場面において上手にやりくりすることであり、継続的に安定させることではない点に注意をしなければなりません。

日本では売掛によるキャッシュフローの悪化が非常に起こりやすいことが挙げられています。
売掛は帳簿上売り上げが成立し利益を上げた状態となっていますが、実際には売買契約に基づき代金の支払いが先送りになっていることが多く、手元に現金がない状態が生まれてしまいます。

この状態で支払いが発生した場合には、帳簿の上ではお金があるのに支払うことができないと言う事態が発生してしまうのです。
この状態を改善するためには早期に売上債権を現金化することが必要となり、もしくはお金を借りるなどの方法で支払いのための現金を用意しなければ不渡りを出してしまうことになり会社の信用を大きく損ねてしまうことになります。

このような状態が続くと社会的な信用を失って取引を行う相手がいなくなってしまい最終的には会社を辞めなければならないことになってしまうのです。

大口の取引であればあるほどキャッシュフローが悪化するリスクが高まる

会社を経営する上ではキャッシュフローを悪化させないように事前に様々な対策を行っておくことが重要です。
1年間を通して収入と支出のバランスを維持し、取引相手との関係を円滑に保たなければなりません。

そのためには売買契約で長期にわたる支払い期日を設定することは大きなリスクを生むことであると言う点を意識し、注意をすることが必要です。
大きな売り上げを上げることができる大企業との取引では特に、これらの会社は支払い1日が長く設定されていることが多いので十分に注意をしなければなりません。

中小企業の経営者の中で誤りやすいのは、このような大企業の大口の取引を得るために自らの資金繰りを考えずに上記の支払い期日を了解してしまうことです。

大口の取引であればあるほどキャッシュフローが悪化するリスクが高まり、様々な支払い等に影響を及ぼす危険性が高いため十分に検討することが大切になります。

資金繰りを上手に行うためには、売り上げだけでなく実際の現金の流れについて十分に意識をすることが必要です。
効果的に上手に良い経営状態を維持するためには、目先のキャッシュフローの改善だけではなく、リスクに対する対策を十分に意識した上で売買契約の支払い日などを意識して取引を行うことが重要となるのです。

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